造形まつり、大盛況でした

幼稚園が美術館に大変身しました

 子どもたちが1年間描いてきた絵画、作ってきた作品を展示し、お客様に見ていただく「造形まつり」を行いました。ちびっこアーティストの力作を、たくさんの方に見ていただくことができて良かったです。
 お天気に恵まれ、2023年度の造形まつりを迎えることができました。
玄関を入るとすぐ、子どもたちと作った、今年の干支、龍をモチーフにしたアーチがお出迎え。
 裏にはトイレットペーパーに折り紙を巻いたものを並べて2024年を表しました。「写真を見た時に、いつの造形まつりかすぐにわかっていいですね。」と、保護者の方からも好評でした。
 このアーチは、朝の自由遊びの時にやりたいお友達が参加して、少しずつ作っていきました。
手伝ってくれたみんな、ありがとう✨
 造形まつりの朝、先生たちは大忙し💦
1年間の行事で作ったいろいろなものを、園庭に展示しなければならないのですから…
 ブランコの下には、七夕かざり🎋 テーマは「どんないろがすき」でした。
 生垣にはお楽しみ会でお客様を出迎えてくれた看板、園庭には運動会のゲート、玄関にはクリスマスのネットツリーが飾られました。
 そして今年は、「なでしこの造形まつりといえば…」の大工のコーナーが2年ぶりに登場しました。先生方、朝早くから準備お疲れ様でした。
満3歳 つぼみ組
 初めて通う幼稚園を好きになってもらうため、自由遊びの時間をたっぷりとっている満3歳児クラスつぼみ組ですが、子どもたちが楽しめる製作の活動もたくさん行ってきました。
作ったらすぐ持ち帰りたい!!という子どもたちの気持ちもあり、作品展示数は少なめですが、写真により製作風景をご覧いただけるような展示にしました。子どもたちの活き活きとした表情、ご覧いただけましたでしょうか。「こんな表情で作っていたんだ」ということが伝わっていたら嬉しいです。
 他の学年の展示も併せてご覧いただくことによって、学年を追っての成長段階を感じていただけたのではないでしょうか。
満3歳 つぼみ組
 今年は久しぶりに、未就園児のご家族もご招待することができました。「満3歳児でもこんなことができるのか…」「幼稚園ではたくさんの素材に触れることができるんだ…」いろいろと感じてくださっていると嬉しいです。
年少もも組
 4月はどの道具を使うのも初めてのお友達が多かったもも組。1年を通して、様々な素材に触れ、豪華な作品をいくつも作り、お家の方々に見ていただけるのを楽しみにしていました。
年少もも組・共同製作「いちごケーキ」
 発表会の劇で使用したケーキをアップデート!!紙テープのクリームや松ぼっくりのトッピングをはじめ、チョコプレートやろうそくもオリジナルで作りました。背景の宇宙はビー玉転がしとたくさんの星で迫力満点!!どの工程もこつこつ作り上げました。
年少もも組
 どんな活動にも興味津々で取り組んでくれるもも組さん。たくさんの箱をお部屋に出して行った箱製作も、この通り!!4月と比べると、集中力もぐんとつきました。
年中ゆり組
 造形まつりに向けて、意欲的に取り組んでくれたゆりさん。もともと何かを作るのが好きで、一度始めると「終わり~!」と声をかけるまで、黙々と作り続けていました。
自分の作品をお家の方に見てもらえたゆりさんは、とっても満足そうでした。
年中ゆり組・共同製作「ゆりくみの13かいだてのいえ」
 「100かいだてのいえ」シリーズの絵本が大好きで、「ゆりさんも作りたい!」となり、ゆり組バージョンで13人の「13かいだてのいえ」を作りました。
1人ひとりの作品が個性たっぷりで、13人の良さが1つにまとまって、素敵な作品になりました。実際に住んでみたくなっちゃうお家になって、共同製作大成功✨
年中ゆり組
 個性豊かなゆり組さん。でも、みんなで同じ方向を向いていろいろなことができるようになってきました。はりこの着色の時もみんな職人のように夢中になって色を塗っていましたよ。
年中たんぽぽ組
 造形まつりを楽しみにしていた子どもたち。「これを見てもらいたい」と、それぞれが出したい作品を一生懸命作っていました。1年間を通して作ってきた作品と新たに造形まつりを目標に作ってきた作品と、どちらも楽しんでご覧いただけていたら嬉しいです。
年中たんぽぽ組・共同製作「たんぽぽのおかしのいえ」
 子どもたちが話し合って決まったおかしのいえ。にじいろのおうちにたくさんのお菓子を飾りました。子どもたちのアイディアと一生懸命さがたくさん詰まった素敵なお家ができました。
おかしのまちを描いた共同画と一緒におかしの世界を感じていただけたらと思います。
年中たんぽぽ組
 共同製作の虹色のお家を塗っているたんぽぽさん。大きな刷毛を使って、大きな段ボールを黙々と塗ってくれました。塗っていないところチェックや、シートのお掃除まで頑張ってくれたんですよ!!
年長きく組
 製作が得意な子もちょっぴり苦手だと思っている子も、造形まつりに向けみんなで一生懸命活動に取り組みました。
造形まつり当日の部屋が大変身することを楽しみに、友達と協力し合い、助け合いながら創り上げていく姿が印象的でした。小さな作品から大きな作品まで丁寧に、そしてたくさんのアイディアが詰まっているきくさんの作品たちです。
年長きく組・共同画「おばけにおそわれるおしろ」
 
6枚の模造紙をつなぎ合わせた1枚の大きな紙に、クラス全体で力を合わせ絵を描きました。
テーマは子どもたちで話し合い決定しました。大きなお城を中心に広がる世界に、かわいらしい沢山のおばけを加え、きくさんのイメージを見ている方に伝えることができました。あんなに大きくて真っ白だった紙も、あっという間にカラフルに生まれ変わりました。細かいところまで描き込むこともできました。
年長きく組・共同製作「うちゅうのはくぶつかん」
 クラスのみんなで話し合いを重ね、「これを作りたい!」を実現させるべく、たくさんの製作物を作りました。少しずつ形になっていくきく組の共同製作を見て、「もっとこうしたら?」「これもつくってみたいな!」と、どんどん意見が出てくるきくさんでした。子どもたちが1つの目標に向かい、互いに助け合いながら作ってきたからこその素敵な作品が出来上がったと思います。
宇宙をテーマに散りばめられた宇宙人や動物宇宙飛行士、星や惑星など、1つひとつにこだわりがっ詰まった作品となりました。
年長きく組・共同製作「うちゅうのはくぶつかん」
 大人も実際に乗ることができるUFO。当日も多くのお客様が乗船されていましたよ。子どもたちの「こうしたい!!」を子どもたちと一緒に叶えてくださった先生方に感謝です。
年長きく組・造形まつり前日
 さすが年長さん!!手分けしてロッカーを移動させたり、掃除をしたり…。チームワーク抜群な姿を見せてくれました。
年長ばら組
 年長組ともなると、細かいところまでの描き込みや、こだわりを持って絵画や製作に取り組めるようになります。そんな子どもたちの思いが詰まった作品たちを前に、「本当は全部見ていただきたい…」という気持ちで悩みながら作品を選んでいきました。
年長ばら組「もりとうみとおしろ」
 年長さんの共同画は、なんと模造紙6枚!!広げた紙を見て思わず子どもたちも歓声を挙げたほど大きな紙に描いていきました。事前に描きたいものを皆で話し合って想像し、各自の自由画帳にイメージ画を描いて仕上げていきました。
 中央にはお城が建ち、その周りをドラゴンや龍が飛びまわり、その下には森が!お城の横に立つタワーや海に浮かぶ氷やシロクマ、海の中のお魚たちなど、細かいところまで皆で描きました。絵の中をお散歩する自分たちと住みたいお家も別紙に描いて貼りました。
年長ばら組・共同製作「ばらぐみらんど」
 ホールに共同製作を飾ることを伝えると、作りたいものや飾りたいもののアイディアが山ほど飛び出しました。その中から選び抜かれた「おしろ」をメインに製作していきました。
「おしろと言えば…?」の問いに対しても、「王様の座る椅子」「ご馳走を作るキッチン」「お花畑は?」とどんどんアイディアが出てきて、完成形のイメージも膨らんでいきました。
 最終的には王座・キッチン・花畑・化石発掘場が今回の目玉となりました。おしろの中から外まで、実際に触って座って楽しめる作品となりました。
年長ばら組・共同製作「ばらぐみらんど」
 華やかでキラキラした子どもたちの「おしろ」のイメージがたくさん詰め込まれた「ばらぐみらんど」実際に被ることができる王冠も大好評でした。
年長ばら組・造形まつり前日
 ロッカーを移動した後も、共同製作に飾る動物たちをグループごとに製作していたばらさん。子どもたちの「作りたい!!」「お客様に見てもらいたい」という熱意が伝わってきました。
遊べるおおもちゃ「牛乳パックこま」
 
廃材だって工夫すれば遊べるおもちゃに!!の第一弾。牛乳パックを使って作るこまです。未就園児のお子様でも簡単に回せるので、夢中になって回しているお子様もいらっしゃいました。
遊べるおもちゃ「牛乳パックこま」
 
未就園児のお子様が作られたこまがこちらです。お持ち帰っていただくおもちゃはおもちゃは確かに魅力的。でも、自分で作ったおもちゃはまた格別。
「見て見て…」と何回も回してくれるお子様もいたんですよ。
遊べるおもちゃ「とれぺろけっと」
 廃材だって工夫すれば遊べるおもちゃに!!の第2弾。トイレットペーパーで、ロケットづくり!!輪ゴムのかけ方を工夫されるお父様もいらして、私たちも勉強になりました。教材研究を重ねていきます!!
遊べるおもちゃ「とれぺろけっと」
 子どもたちの発想は本当に素敵✨教師が作った見本はうさぎだったのですが、オリジナリティー溢れるロケットがたくさん誕生していましたよ。
 
草履づくり
 保育の中では年長児が取り組んでいた草履づくりですが、この日はみんな参加OK。中には家族全員で制作をされる方もいらっしゃいました。
草履づくり
 完成した草履です。本当に履ける草履が、PPロープと着なくなったTシャツを裂いた布で作れるなんて…まさにSDGsですよね。
大工
 昨年はグラウンドコンディションが悪くて行うことができなかった大工。今年は青空の下、トントンと、釘を打つ音が響いていました。小学生やお家の方も夢中になって取り組んでくださっていました。
 
大工
 本当に座れるいすや、お家やいすを作る子もいましたよ。お家の方と大工活動なんて、なかなかできませんものね。思い出として残ってくれると嬉しいです。
写真は「ダーウィンが来た」で観た養蜂箱だそうです。
 毎年3学期に登場するこま回し。今年は特に上手に回せるお子様が多く、その成果を保護者の方に見ていただけたら…と、こまを出しておいたのですが、こちらが大人気。とてもお上手に回されるおじいさまもいらして、みんな羨望のまなざしで見つめていました。
 こんな技も見せていただきました。
皆様のおかげで、今年の造形まつりもたいへん和やかに開催することができました。子どもたちが楽しんで造形活動に取り組めたのも、保護者の皆様の廃材のご協力や、ボランティアへのご協力のお蔭と心より感謝しております。
今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。